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散歩の目的

犬は毎日散歩へ行きましょう。

・・・なに当たり前の事を書いているんだと思った方。自分も同感です。

ですが散歩に行っていないという飼い主さんがあまりに多くて。特に小型犬ですが。そもそもの問題は生体販売をするペットショップが「チワワやトイプーなどの小型犬は散歩に出さなくても家で運動していれば大丈夫」という大嘘を言ってしまっているからですが。それはただの売り文句。その子の幸せを願ったアドバイスではありません。

という事で改めて散歩の必要性を紹介しておこうかと。

まず知ってほしいのは、散歩の目的は単に運動ではなく刺激を受けさせることです。

人や車を見る。周囲の音を聞く。他の動物たちが通った匂いを嗅ぐ。時には枝や葉っぱを咥えてみたり。土やアスファルトの感触、風を感じ、歩く。

五感で感じる刺激を受けるには家から出ない限りはできません。運動だけが目的ならペットショップが言うように家でボール遊びでもしていれば良いですね。でもそうじゃない。

犬が散歩で受ける刺激はある種ストレスとも言えます。適度なストレスを日々受けることによってストレスに耐性ができ、ちょっとした事では動じないメンタリティを育みます。

散歩が怖くて歩けない犬もどうか諦めないでほしい。散歩で重要なのは距離ではなく時間。たとえ怖がって30分で10mしか進めなかったとしてもその30分は決して無駄ではないんです。特にパピー期の散歩は一日も欠かさずにしっかり行ってあげてほしい。よく犬の1歳を人間に例えると17歳くらいなんて言いますが、要は一日17倍くらいの速度で成長しているってことです。一日外に出さなかったら17日分の経験のロス。もし一週間散歩に行かなかったら人間で例えると4か月ぶりの外出ってことになる。そんなんじゃ十分な社会化なんてできっこない。

だから散歩は人が無理しても毎日行ってやってください。雨の日は行かない方多いですが(自分も)一日中朝から晩まで降っている日はほとんどないので止んだら行きましょ。

問題行動で相談でも必ず散歩の時間や内容をお聞きします。散歩は大事な基礎の部分。そこが抜けていたらトレーニングなんて頑張っても結果に繋がらない。逆に散歩にちゃんと行くだけで解決する問題行動もたくさんあります。

注意しなければいけないのはその犬にとって乗り越えられる程度のストレスでなければいけないこと。怖がりの子をいきなり往来の激しい場所に連れて歩かせるようなことをした場合はその子にとっては過度のストレスとなり、良い経験を積んだことにはなりません。自身の犬がどの程度の刺激なら平気で乗り越えられるかを知り徐々に世界を広げていくことが大切。

ビーは16歳近くになっても散歩は毎日行っています。心臓も検査で引っかかってはいるのであまり長距離は歩かせすぎず、時間をかけてのんびりと。ただし散歩コースは決めないように歩いたことない道を見つけてはそっちに行くようにしている。同じコースばかり歩いていたらボケちゃいそうなので。何歳になっても新しい刺激を受けることが大切だと思います。

散歩は犬のQOLを高めるためになにより欠かせない。どうか家族として愛する犬を人の都合で引きこもりにはさせないでほしい。

最近はビーと散歩に行く度、あと何回こうして共に歩けるんだろうって気持ちがふっと心に浮かぶようになった。

本当にシニア犬は愛おしいですね。